きぼうは遠い日のおもいで

目標はお酒を飲まないことじゃない

再飲酒で元に戻るのは頭でわかる、わかっても止まらない

やめたい。

やめよう。

 

今日までにしよう。

 

どれだけ飲んでも酔えない。

身体は少し酔っているのに、動くから、終わりがない。

頭はボーっとするけれど、一定で終わりがない。次の1杯を入れている。

 

どうしようもない。

以前のようだ。

朝まで飲むのだ。

やばいやばいと思いながら止まらない。

次が終わり、が何度も続くのだ。

しかも気持ちよいなんて全くなくて罪悪感ばかり。

連休は飲んで寝てばかり。

あんなに依存症の行く先を見ているのに、止まらない。

 

止めたい。

それが本心。

何がそれをさせないのか。

 

私の意思だ。

それもわかっている。

 

なのにそれを阻む。

それも私の意思。脳みその気持ち。

 

もうどうにもならない。

 

わかっている。

 

わかっているのに。

どうにもならない。

 

寝たいのに眠れない。

眠れたら悪夢で起きる。

寝た実感がない。

 

どうにかしたい。

 

しなきゃいけない。

どうにかしたい。

できない。

もういやになってしまう。

診察日。

先生が薬よりも違う方法を考えようと、

立ち上がって、実際にリラックスの方法をたくさん教えてくれた。

早速明日から実践していきたいと思う。

先生もしてると見せてくれた。

今月は薬を増やしてもらったけれど、

次回診察は年も変わり、心機一転で減らしてもらおう。


そのためにも

今日教えてもらったことをしていこう。


最後の最後に

お酒はどうなのと聞かれた。


嘘をつくのもいやで、先生は信頼していて本当のことを言ってきたので

今回も帰ったらすぐ飲む、時間を決めて度数の高いものを飲む、と話したら

「あかんやん。」

と一言。

普段、こう言い方をしない先生なので

かなりショックを受けた。

あかんの、わかってます。

で、言わなきゃよかった、と思った。


そのあと、習慣になってるのかと聞かれたので、

はじめは家にお酒を入れなかった、

でも迷ったんだけど、1度入れてしまったらもう家で飲むようになった、

1回入れてしまうと駄目ってよくわかりました、って答えたら、


「家から全部出し。」と。


あかんとか言わない先生がそれを言ったショック、私もわかってはいるのにという気持ち。そして家から全部出すという、一番今すべきことをばっちり言われ、なんかもう、そうですよね、との気持ちしかない。


とはいえ帰ったらすぐ飲んだのだけど。

梅酒は飲んで

冷蔵庫のウォッカは捨てよう。

それから空き缶は全部捨てよう。

そっから新しいお酒を買わない。

シアナマイドを飲む。


踏ん切りつかないけど

夜ごはん食べれないし胃は痛い、

眠りが浅くて悪い夢ばかりみる。

朝はお酒残ってないかビクビクするし

仕事中後ろめたさもずっとあるし

何より仕事がなくなるこわさがある。


とはいえ、

いらいらして夜勤明けにそのままコンビニ行ってビール買って帰って飲んだわ、という同僚と自分がどう違うのかいまいちわからない。


でもまたやめてみようかと思います。

とりあえずは3月まで。

お正月にお酒がないとか考えただけでたまらんのだけど、がんばってみようかと思います。




発表はなんとか薬に頼りつつ終えることができた。

Drやケースワーカーも参加していて、色々意見を出してくれたので

すごく勉強になった。

 

ちょうどそれ以前に友達の結婚式の友人スピーチを頼まれたのだけれど

ごめんと断って、私が人前で話すことが苦手だと知っているので、その友人は

わかったと言ってくれていた件があった。

それをやっぱり友人がせっかく私を選んでくれ、その子のお母さんもぜひ私にと言ってくれているのもあり、

喜んで欲しいと、今回の発表で、薬を飲んでなんとかなりそうな気がして、

「やっぱりぜひやらせて。」と

来年の結婚式でのスピーチを引き受けた。

これだけでも大きな進歩だ。

2年前の他の友人の結婚式では、チェキ係を頼まれて、それさえ手が震えて出来ず

トイレに行くという理由で人に代わってもらったのを考えると、

少しずつではあるし、また、薬は飲むのだけれど、

ちょっとできることが増えてきているという気がする。

それでも目前に迫ってくるとどうしようもなくなるのもまた目に見えているのですが(笑)。

 

お酒のほうは1回シアナマイドを飲んだだけで

それ以外の日は帰ってすぐに飲んで寝て、起きたら薬を飲む。

朝に残らないよう、早めに酔うために度数が増えて量が増えているのはよくないとわかってはいるけれど、

前回シアナマイドを飲んだ日の、お酒飲めないイライラ、なんでシアナマイド飲んでしまったかという後悔。自分のためとわかりつつ自分へのイライラがたまらない(汗)。

それで、そっからは冷蔵庫に放置。

 

いつのまにか12月で。

ほんと、いつのまにか。

 

発表が決まってから余計お酒に逃げてしまう。やらなきゃいけないけどそれが大事なことであればあるほど焦りや不安、上手くいかないだろう恥ずかしさで向き合うことができない。人前で話すことが苦手で本当にだめなんだと言っても、その加減を理解してもらえないのもつらい。


診察で話を聞いてもらうと少しはできそうな気がした。先生はいつも馬鹿にせず時間をかけて話を聞いてアドバイスをくれる。あとはいつものセルシンに加えてもうひとつ頓服のレキソタンを出してもらった。

セルシンはあのふっと力が抜ける感じがないですねと言うと、依存しないようにそれにしてるからと。


とにかくやはりあのタップのリラックス方法をしておくことが大事なようだ。普段から。


それをして気持ちを落ち着かせながらようやく酔いがいったんさめた朝方に打ち込み完成させることができた。


最後2日はお酒なしでいこうと久々にシアナマイドを出してもらったが、これは結局は止めらずお酒を買い帰宅すぐから飲んだ。


この緊張からくる不安を理解してもらうのは難しいことだと実感する。長に本当に苦手でと話した際は、超えるべき壁だねあはは、とだけ返された。超えようと何度も自分なりにしてきた上でできない、超えるべきなんて心底わかっているのにと思うと悲しかった。


先生は誰かこの不安障害をわかってくれている人がいればいいんだけどねと言ってくれたが、これは難しいことだ。そんなことでとか何でも病気にしてとか言われるだろう。そしてそれを言われたら余計落ち込むことがわかっているから。まだまだ薬は必要だ。でも不安や緊張から逃げる道具としてのお酒は心底やめたいと思っている。思ってはいるがやめられないのが今のところだ。



先週日曜日、当事者グループにはじめて行ってきた。

自助グループってやつ。

参加人数は少なかったけれど

行けた自分は褒めたい。


しかしそのあと精神的に安定するどころか整理がつかなくなって、しばらく考えなかったこと、しかし私のどうあがいても自分であることの一面に直面してしまったことの後悔もある。


時期を早まったかもしれない。

しかしいつかは向き合わなくてはならない。


結局、自分を受け入れられていないことの表れなんだろう。

私はレズビアンですと言ったとき、重いフェンスをどかんと手を離して自分の足の上に落としてしまった感じだ。

どうしても我慢できず飲んだ。今回も半年もたなかったな。そこまでの1週間、仕事でややショックなことからほとんどごはんが食べられず、特に夜は何も食べずに過ごしていた。とりあえずセルシン飲んで気持ちは落ちつかせていたのだけど、次の日が休みで何もない日だとなった日、飲んでいいかな、1日ならいいかな、とどんどん飲む方向へ気持ちが向かい、酒屋さんへ行ってしまった。

誰も何も思わないのに、緊張してドキドキしながら購入。

帰って空腹にひたすらアルコールを入れて、気持ちよくなり、ほとんど吸わずにいた煙草もたくさん吸い、知らない間に寝ていた。

焼酎までいかなければいい、とかってに条件をつけて。次の日もその次の日も飲んだ。

朝一番に気になるのは顔色と口臭。

マスクをして仕事をした。

身体の中のざわざわがあるので薬を飲んだ。

昼に胃と背中が痛くなった。帰りにまたお酒を買って飲んだらおさまった。

今一番問題は栄養が足りないこと

空腹にお酒を飲んでしまうこと。

いや、お酒を飲んでいること。


どうしようもない。不安感がすごい。コーヒーを飲んだらひどくなる。お酒を飲みたいけれど我慢する。抗不安薬を飲みたい気持ちが強くなる。でも実習アセスメントができなくなるから我慢する。

 

私は何の価値があるんだろうと思春期みたいなことを思う。もうそんな年齢でもないのに迷いばかりがある。だから休日は嫌いだ。そんなことばかり考えて1日が過ぎていくから。このどうしようもない不安をみんなどうしているのだろうか。毎日毎日不安ばかりで、でも目の前のことはなんとかやっていこうとしている、それで続いていって何があるのだろうか。人を怒れないのは自分が怒られたくないからだ。人に意見を言えないのはそれが他人と違うと私はやっぱりおかしいと思うからだ。みんなが普通にできることができないことが実習中には特にわかるのでつらい。だけど逃げても仕方がない。