きぼうは遠い日のおもいで

目標はお酒を飲まないことじゃない

節酒について

.やはり断酒は難しい。

職場の人間関係も別に悪くない

日常ですんごく落ち込むイベントもない。

緊張感はあるけれど。

みんな優しい。


なのにアルコールを少しでも身体に入れておかないと落ち着かない。

ホッとするというかボーっとできなくて、それをアルコールに求めてしまう。

リラックスできないというか。


先生にたくさんの患者さん見てるんだから、節酒でいけてる人がどんな方法でしているのか教えてほしいと言った。


先生は、ひとりだけいるよ、とやり方を教えてくれた。しかしあくまでその人のやり方だけど。


先生は週に何日はやめると我慢を指導するのは自分のやり方ではなくて、まずは記録を、とのこと。睡眠用だけ記録用の冊子をもらいました。

そして質の良いお酒を。

お酒飲むときはベンゾジアゼピンは飲まない。


ん〜〜これで節酒できんの??(╹◡╹)


先生は信頼してるからこの一カ月は従ってみるけど。


とにかく週に何日かは浴びるほど飲んで

何日かはすべきことができる

そんな一週間にしたいのです。

あれから

前回の記事から随分月日が経っている。


週1日は予約だけの曜日だけど

しかも予約枠に入れてもらっている訳だけど

予約してない週にも行って

先生と話をさせてもらっている。


この間は予約が少なかったようで

30分以上話しをした。


先生はとにかく話しをしてくれる。


USBを取り出して、どこかで使った資料を見せながら説明もしてくれたり

一緒にどうすればいいか考えてくれたり

診察とはいえ、なんでこんなに他人のために出来るんだろうと不思議なくらい。


先生と話しをすると安心する。

いや、顔を見るだけでホッとする。


ここ3回はお酒入って行ったけど

そこは全く責めずにむしろ

外来に来続けている人はやめられるからと

応援してくれ、じっくり会話をしてくれる。


あなたにお酒をやめさせようとは思わない、ここにきて抗酒剤を飲ませたところで、隠れて飲むようになるでしょう、

だからお酒をやめさせようとは思わないけど

あなたにお酒をやめてほしいなと思ってるよ

と言われた。


前に電話再診でイラッとしたと話しても

そっかあそれは今もなのかなと穏やかに返される笑。


私は先生に頼りすぎな気がすると話したら

だめなときはだめ、無理なときは無理と言うから大丈夫、私はあなたを甘やかしているつもりはないと言われた。


今日予約なしで来たけど

また次入ってる予約で来ていいよ、と。


先生はなぜひとりひとりにこうも丁寧に向き合えるのか。

電話再診希望なんて夜10時頃に遅くなりましたとかけ直して話しをしてくれたり

一日中患者さんに向き合いっぱなしで

その姿勢自体尊敬して

生き方というものを考えさせられる。

感謝感謝しかない。




あれから随分時間がたった。

先生に電話をして話しを聞いてもらったり、

通院を続けているけれど

お酒はやめられず。

夜勤前にも飲んでしまうようになっている。

 

やめたあとの絶望感がひどくて

あれがまた来るかと思うとすごく怖い。

その話もして

イミドールが少し増量になった。

 

先生と話すと

本当はやめたいんだと再確認する。

 

先生には治療として飲んでるところもあるからと言われた。

 

いわゆる自己治療としての飲酒だけど

それはあると思う。

 

でも何もすすんでいなくて

身体がしんどいばかりで

仕事場では自己嫌悪で一杯になって

治療というか

前にすすまないための

今の自分から変わるのがこわいだけの

逃避だと思う。

飲んだら楽になる。

明日もなんとかやれるかも、

恥ずかしい気持ちを薄らげることができる。

治療が回復への一歩だとすれば

全く治療法でもなんでもない。


知ってしまったから

余計行動できない自分を実感する。


先生はじっくり話しを聞いて

質問すれば一緒に考えてくれる。

でも自分がどうにかするしかない

自分が自分のために何かするしかない。


しんどいねと言われたところで全然嬉しくない。慰めだとわかるから。


自分のために

自分がどうにかしていくしかない。


難しい。

 

お酒が切れなくて

急遽翌日の予約枠が空いているかクリニックに電話したら一枠だけ空きがあったので入れてもらいました。


先生と話すとお酒が止まるんですって先生に言った。


アルコール依存症ってどういう病気だと思う?

たくさん飲んでも依存症にならない人がいるけど、量は少なくても依存症になる人がいるのは不思議だと思わない?なんでだと思う?


お酒を買おうとしたときにどうしたら飲まなかったと思う?


という話をして。


抗酒剤は飲むべきだとわかるけれど

飲めないようになるのはちょっとという私に


それは飲みたいからだよね、


いい水を飲む話し

飲むなら純度の高い質のよいものを

チューハイはやめときなさい

などのはなし。


あとは自分を責めないこと。

自分を責めないようにしようねと。


そこから

何か話したいことある?愚痴でもなんでもいいよと言われて


ボーナスが下がったこと、

仕事とは関係ないとわかるけれど

お酒をやめて自分では頑張っている時期だったからショックだという話をしました。


先生は自分はボーナスに評価額があるのは好きじゃない。数字は本能的なところで反応する。もともとは欧米の契約的なところで評価はあると思うから、仕事に評価があると利害関係が生まれてしまうから自分は良くないと考えてるってギャンブル依存のはなしと絡めて説明してくれた。


あとは何かある?何でもいいよって言ってくれたのでセクシュアリティの話し。初診の酔っぱらいながら話をした以来、きちんと自分の悩みを話した。今まで何度も先生と話しているのにはじめてでした。


つづく。

再飲酒

いや〜どうしてなかなか。

続けるって難しい。


職場で自分がよかれと言ったことが

朝のカンファレンスで先生に怒鳴られて

久々に顔が真っ赤になってどうしようもない気分になった。


気持ちが整理できなくて、なんとなく飲みたくなって焼酎を飲んだ。


罪悪感とともに美味しいと感じた。

久しぶりに酔いで気持ちよかった。


次の日はちょうど診察日で、

先生になんでも話していいよって言われて

きっかけになった出来事を話した。


話したというより

話せたという実感。


先生は当たられたんじゃない?

って。話しやすい先生は誰かとかどの先生が苦手かとか。先生とうまくやるのも仕事で時には自分はこう考えるって言い返すときも必要になるよ。2年目はしんどい時だよね。

って。


こういうこと言っていいのかわからなかったと話したら


話してみてどう?って聞かれ


先生は事情も知ってるから理解してもらえると答えた。


気持ちを言語化するのが苦手でしょう。

これからはそういうことをここで話していくようにしよう。

ひとりで抱えてしまわないように。

って言ってくれた。

診察

夜勤前で時間がないから処方だけでよかったけれど、診察室に呼ばれて

食欲、睡眠がまだいまいちと話して処方が増量。


10日後に予約があるってことで、簡潔に話して終わり。


今現在、なかなかつらい。

何がつらいかと言うと、他のスタッフの言葉を気にしないようにと思っても

どうにも気になり、イライラしたり、そんなんじゃないしって感じで

そうなるともう逃げたいっていうか

本末転倒なんだけど、お酒が飲みたくて仕方がなくなる。


この環境は私にとって良いものとは思えない。押さえていなければならない感情が多すぎて、私は私だけど、私じゃないふりをしているから、ガタがすぐに来てしまう。しかもひどくなる、お酒に逃げたくなる。

自分はここにいるべき人間ではないのではとの思いが強くなる。


当事者として

言葉にイライラしたり悲しんだり、それを隠して生活することは

自分のことも整理できない、ただ空回りしているだけの、なんともいえなさ。


どうしてこの状況になったのか。

つらい。

はじめて電話した

一日中死にたい死にたいで

職場でまわりが話す言葉が全部自分に正面衝突してくる感じでどうしようもなくて

もうだめだと思った。


帰宅してすぐ、クリニックに電話して

先生と話したいと希望を伝え、折り返しを待った。患者さんが多かったようで、夜10時になって電話があった。

それまでしんどいのと緊張してきたのとで

トイレ→タバコ→ベッドに横になる

を繰り返して。


どうにもならない

今私は何をすべきなのか

気分がどうしようもないと話した。


先生は、今することはない、思いつかない、あなたは今全部やってるでしょう。

と言う。


ドライドランクがしんどくて死んだ人はいますかと聞いたら、いない。と即答された。

でも絶望的になったらいけないよと。


脳の問題だから。時間がくれば戻る。


あとはもし効かなかったらと出されていた

もうひとつの薬を今のに加えて飲み始めてとのこと。


最後にまた私は

じゃあ私が今するべきことはないんですね

と聞く(しつこいっすね(⌒-⌒; ))。


ないです。


と返答。


ありがとうございました


と電話を終えました。


私電話すごい苦手なのに

勢いとしんどさでしてしまった。

以前の私なら考えられない。

今数日してひどく恥ずかしい。


とにかく時間と薬なんですね。