きぼうは遠い日のおもいで

目標はお酒を飲まないことじゃない

発表が決まってから余計お酒に逃げてしまう。やらなきゃいけないけどそれが大事なことであればあるほど焦りや不安、上手くいかないだろう恥ずかしさで向き合うことができない。人前で話すことが苦手で本当にだめなんだと言っても、その加減を理解してもらえないのもつらい。


診察で話を聞いてもらうと少しはできそうな気がした。先生はいつも馬鹿にせず時間をかけて話を聞いてアドバイスをくれる。あとはいつものセルシンに加えてもうひとつ頓服のレキソタンを出してもらった。

セルシンはあのふっと力が抜ける感じがないですねと言うと、依存しないようにそれにしてるからと。


とにかくやはりあのタップのリラックス方法をしておくことが大事なようだ。普段から。


それをして気持ちを落ち着かせながらようやく酔いがいったんさめた朝方に打ち込み完成させることができた。


最後2日はお酒なしでいこうと久々にシアナマイドを出してもらったが、これは結局は止めらずお酒を買い帰宅すぐから飲んだ。


この緊張からくる不安を理解してもらうのは難しいことだと実感する。長に本当に苦手でと話した際は、超えるべき壁だねあはは、とだけ返された。超えようと何度も自分なりにしてきた上でできない、超えるべきなんて心底わかっているのにと思うと悲しかった。


先生は誰かこの不安障害をわかってくれている人がいればいいんだけどねと言ってくれたが、これは難しいことだ。そんなことでとか何でも病気にしてとか言われるだろう。そしてそれを言われたら余計落ち込むことがわかっているから。まだまだ薬は必要だ。でも不安や緊張から逃げる道具としてのお酒は心底やめたいと思っている。思ってはいるがやめられないのが今のところだ。