きぼうは遠い日のおもいで

目標はお酒を飲まないことじゃない

感謝。

クリニック、遅く到着したのに5番目で、今日はすごくすいていた。

 

診察ではまずいつもの「どうですか?」から。

前回の診察日から全く飲んでいないって答えた。

それから「学校は?もう終わり?」って聞かれたので、

国試が終わったこととか、大丈夫そうなこととか話して。

 

卒業式は来週だって伝えると、

「3年間の学校生活どうだった?」って聞かれた。

「緊張する場面が多くてしんどかったけど、逆に行ってよかったなって思います。」

って返事したら、うんうん、って頷いて、

「それはよかったね。」

「いや~よかった、それ以外に言うことはないね~。」

って先生すごいニコニコしてくれていた。

私もなんかすごい嬉しくなって、

「今調子がいいので、このままずっと続けばいいな、って思ってます。」って答えた。

 

あと、「先生に会ったとき、あのときが今考えても一番ひどい時期だったので本当によかったです。」って感謝を伝えたら、

「医者っていうのは無力なんですよ。最後は本人にしかできないからね。

やめたっていうのはあなたが出来たことだよ。がんばったね。」とまた笑顔。

ああ、この先生に出会えたからここまで来れたんだなと、すごくうれしかった。

 

そのあと「就職はこのまま○○病院?」って聞かれたので、そうですって答えたら

「最初の2年、3年は大変かもしれないけど。

自分も研修医のときが一番しんどかったよ。

大変なこともあると思うけど、できるだけ楽しむっていうようにしていけばいいと思うよ」ってアドバイスをもらった。

 

あとは寮に入る予定だとか、そういう内容だったかな。

自分の中でとても長かった、この2年弱の、まとめみたいな診察だった。

 

なんだかんだで先生が一番卒業を喜んでくれた気がする。

先生ずっとすごい笑顔で、

自分の中でも「一区切り終わったんだな、

次の生活もがんばろう、またダメになっちゃったら先生がいるんだから大丈夫」

って明るい気分になった。